QUICK資産運用研究所=西本ゆき
国内公募の追加型株式投資信託(ETFを除く)で最も規模が大きい「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」(42311052)の純資産総額(残高)が1兆円台を回復した。2019年12月30日の残高は1兆61億円。1兆円を上回るのは、15年6月24日(1兆7億円)以来4年半ぶりにとなる。
国内の投信市場では、18年1月4日に「新光 US-REIT オープン(愛称:ゼウス)」(47311049)が1兆円を割り込んだ後、約2年間にわたって「1兆円ファンド」がなくなっていた。「グロイン」の残高は2年前に6300億円程度だったが、資金流入の増加などで残高が積み上がった。
同ファンドの主な投資対象は世界の高配当公益株。2005年2月に設定され、これまでの最大の残高は07年6月4日の2兆8468億円だった。