QUICK資産運用研究所=西本ゆき
三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(03311187)の純資産総額(残高)が初めて1000億円を突破した。28日の残高は1020億円。2018年7月に運用を開始してから約1年11カ月で残高を積み増した。
同ファンドは業界最低水準の運用コストを目指すインデックス型の「eMAXIS Slim」シリーズ13本のうち、米S&P500種株価指数に連動した運用を図る。投信ブロガーなどから注目を集め、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」では2位を獲得した。
28日時点の年初来リターンは7.1%のマイナス。新型コロナウイルスによる相場下落の影響で、3月24日には基準価額が設定来最低の8432円まで下落したが、そこからは32.7%上昇している。
つみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)の対象商品で、設定から月次ベースで資金流入が続いている。28日時点で年初から577億円が流入しており、先進国株式型(QUICK独自の分類)では5番目の大きさの流入額だった。「eMAXIS Slim」シリーズ13本の合計残高は3700億円を超える。「米国株式(S&P500)」はシリーズの中で最も残高が大きい。
◆三菱UFJ国際投信の公表資料:『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』純資産残高 1,000 億円を突破
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