三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」(03319172)の純資産総額(残高)が初めて1000億円を突破した。2日の残高は1001億円。2017年2月末に運用を開始してから3年3カ月あまりで残高を積み増した。
同ファンドは業界最低水準の運用コストを目指すインデックス型の「eMAXIS Slim」シリーズ13本のうち、日本を除く先進国の代表的株価指数「MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)」との連動を図る。コストに厳しい投信ブロガーなどから注目を集め、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」では3位を獲得した。
2日時点の年初来リターンは9.4%のマイナス。コロナ禍により、3月24日には設定来安値の9110円まで基準価額が下落したが、そこから32.6%上昇している。
つみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)の対象商品で、運用開始から月次ベースで資金流入が続いている。2日時点の年初からの資金流入額(推計値)は307億円で、先進国株式型(QUICK独自の分類)では10番目の大きさだった。「eMAXIS Slim」13本の合計残高は3800億円に迫っており、「先進国株式」は「米国株式(S&P500)」(03311187)(5月28日に1000億円突破)に次いで残高1000億円を達成した。(QUICK資産運用研究所 西本ゆき)
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