ピクテ投信投資顧問が運用する「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」(42311052)の純資産総額(残高)が1兆円を回復した。3日の残高は1兆45億円。大台に戻すのは3月9日以来、約3カ月ぶりとなる。
「グロイン」は国内公募の追加型投資信託(ETFを除く)で最も規模が大きい。新型コロナウイルスの感染拡大による影響で国内の投資信託市場から消滅していた「1兆円ファンド」がようやく復活した。
同ファンドは世界の株式のうち高配当の公益株を投資対象とし、分配金の高さと組み入れ銘柄の底堅さが注目され、年初から1364億円の資金が流入している(3日時点までの推計値)。
直近(5月11日)の分配金は1万口あたり30円。2月に前月の40円から引き下げた後は同額を維持している。3日時点の基準価額は2717円。年初来リターンは分配金再投資ベースで7.42%のマイナスだが、年初来最安値をつけた3月24日からは28.4%上昇している。(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)
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