三菱UFJ国際投信が運用する「サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジなし)」(03315177)の純資産総額(残高)が2000億円を突破した。10日時点の残高は2016億円。
同ファンドは世界の株式のうち、コンピューターやネットワークへの攻撃を防ぐサイバーセキュリティー関連企業に投資する。最新の月次レポート(5月29日時点)では、米国への投資が8割超で、組み入れ銘柄は41。組み入れ上位にはセキュリティー対策サービスのクラウドストライク・ホールディングス(CRWD)や企業向けID管理システムを提供するオクタ(OKTA)、クラウドセキュリティーのゼットスケーラー(ZS)などが並ぶ。
10日時点の年初来リターンは29.4%のプラス。年初来安値をつけた3月17日からは73.9%上昇している。年初からの資金流入額(推計値)は215億円だった。
同ファンドの為替ヘッジありのタイプ(03314177)は10日時点の残高が685億円で、年初から160億円が流入した。2本の合計残高は2700億円にのぼる。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)