アセットマネジメントOneが運用する「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界(ESG)>」の純資産総額(残高)が5000億円を突破した。27日の残高は5096億円。7月20日に歴代2位の当初設定額3830億円で運用を始め、1カ月あまりで1000億円以上を積み増した。国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)のなかでも11番目の大きさとなった。
同ファンドは世界の株式のうち、競争優位性や成長力、ESG(環境、社会、企業統治)への取り組みで優れた企業に投資する。販売会社はみずほ証券とみずほ銀行、みずほ信託銀行の3社。「未来の世界」シリーズは投資地域や年決算回数などが異なる8本があり、「未来の世界(ESG)」の残高は2番目に大きい。
「ファンド通信」(8月19日公開)によると、投資先の7割超を米国が占め、業種別では4割超が情報技術関連企業だった。組み入れ銘柄数は27で、組み入れ1位が米アマゾン・ドットコム(AMZN)、2位が中国ネット教育の好未来教育集団(TAL)、3位が米クレジットカード大手のマスターカード(MA)だった。27日時点の基準価額は1万594円と、設定時の1万円を上回っている。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)