アセットマネジメントOneが運用する「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界>」(47316169)の純資産総額(残高)が6000億円を突破した。2日の残高は6162億円。6月下旬に5000億円を超えてから2カ月あまりで1000億円を積み増した。今月に入って「次世代通信関連 世界株式戦略ファンド」(6431117C)の残高を抜き、国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)で3位に浮上した。
■シリーズ最大、株価急騰の「ズーム」組み入れ
「未来の世界」シリーズは投資地域や年間決算回数、為替ヘッジの有無などが異なる8本が現在運用中で、企業の競争優位性や成長力などが高い企業に投資する。為替ヘッジなしの「未来の世界」は、8本のうち残高が最も大きい。
8月末時点の1年リターンは50.95%のプラス。最新の月次レポート(7月31日時点)では、米国への投資が6割超を占める。組み入れ銘柄数は35で、組み入れ1位がアマゾン・ドット・コム(AMZN)、2位が中国オンライン教育の好未来教育集団(TAL、TAL)、3位が米クレジットカード大手マスターカード(MA)だった。8位には9月1日の終値が前日比で41%高と急騰したズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)も組み入れている。
■「ESG」も残高トップ10入り果たす
シリーズで2番目に残高が大きく、今年7月20日に新規設定された「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界(ESG)>」(47311207)も残高を伸ばしている。2日時点の残高は5568億円と国内公募追加型株式投信(ETF除く)で8番目となり、設定からわずか1カ月あまりでトップ10入りを果たした。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)