三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の純資産総額(残高)が初めて2000億円を突破した。25日の残高は2028億円。2020年5月末に1000億円を突破してから約6カ月で残高を積み増した。
同ファンドは米S&P500種株価指数を対象とするインデックス型(指数連動型)で、業界最低水準の運用コストを目指す「eMAXIS Slim」シリーズの1本。
25日時点の年初来リターンは8.4%のプラス。同日時点までの年初からの資金流入額(推計値)は1354億円にのぼる。つみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)の対象商品で、設定から月次ベースで安定した資金流入が続いており、8~11月(11月は25日まで)は月間100億円以上の資金が集まっている。
「eMAXIS Slim」シリーズ13本の合計残高は6000億円を超えており、「米国株式(S&P500)」はその中で最も残高が大きい。投信ブロガーなどからの注目を集め、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」では2位を獲得した。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)