三菱UFJ国際投信が運用する「サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジあり)」の純資産総額(残高)が初めて1000億円を突破した。26日の残高は1004億円。
同ファンドは日本を含む世界の株式のうち、ネットワークなどへのサイバー攻撃を防ぐセキュリティー技術を有するテクノロジー関連企業に投資する。月次レポート(10月30日時点)によると、米国への投資が78.1%を占める。組み入れ銘柄数は43で、1位は米サイバー対策企業のクラウドストライク・ホールディングス(CRWD)、2位はID管理システムの米オクタ(OKTA)、3位は米情報セキュリティサービスのゼットスケーラー(ZS)だった
26日時点の年初来リターンは40.7%のプラス。年初から412億円(推計値)の資金が流入している。基準価額は2万750円で、設定来高値(2万1334円、2020年10月14日)に近づきつつある。
同ファンドの「為替ヘッジなし」の26日時点の残高は2460億円で、年初から536億円(推計値)が流入した。2本の合計残高は3400億円を超える。
◇サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジあり)/(為替ヘッジなし)組入全銘柄のご紹介(9月末時点)
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)