SBIアセットマネジメントが運用する「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・バンガード・S&P500)」の純資産総額(残高)が1000億円を突破した。24日時点の残高は1000億円。ネット証券を中心に6社で販売している。
同ファンドは米バンガード社の人気ETF(上場投資信託)である「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」に投資する。米国の代表的な株価指数「S&P500種株価指数(円換算ベース)」との連動を目指しており、組み入れ上位にはアップル(AAPL)やマイクロソフト(MSFT)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)などが並ぶ。
信託報酬が年0.0938%(税込み)と低く、同種の株価指数連動型のなかでも業界最低水準をほこる。つみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)の対象商品でもあり、資産形成層を中心に人気がある。
24日時点の年初来リターンは9.2%のプラス。基準価額は1万2095円で、設定来高値(1万2197円、20年12月9日)に近づきつつある。新規設定(2019年9月26日)以来、月次ベースで資金流入が続いており、年初来の資金流入額(推計値)は811億円にのぼる。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)