アライアンス・バーンスタインが運用する「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の純資産総額(残高)が7000億円を突破した。28日の残高は7016億円。10月上旬に6000億円を突破してから3カ月足らずで残高を1000億円積み増した。同日時点で国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)で4番目の大きさとなった。
同ファンドは米国株式のうち、成長性が高いと判断した企業に投資する。11月末時点の月次レポートによると、投資する銘柄数は52。組み入れ1位はグーグルの親会社であるアルファベット(GOOG)、2位はマイクロソフト(MSFT)、3位はアマゾン・ドット・コム(AMZN)だった。
「米国成長株投信」シリーズには為替ヘッジの有無や決算頻度の異なる4本があり、「Dコース」は為替ヘッジをせず、基準価額の水準に応じて毎月支払う分配金額をあらかじめ決めている予想分配金提示型で、4本のうち最も残高が大きい。同じ予想分配提示型で為替ヘッジありの「Cコース」の28日時点の残高は3548億円。年2回決算の「Aコース(為替ヘッジあり)」と「Bコース(為替ヘッジなし)」を合わせた4本の合計残高は1兆3000億円を超える。
「Dコース」の28日時点の年初来リターン(分配金再投資ベース)は24.4%のプラス。12月(推計値含む)まで22カ月連続で月次ベースでの資金流入が続いており、年初からの資金流入額(推計値)は3000億円を超えた。
コロナ禍で基準価額が下落した3月と4月は分配金の支払いを見送ったが、基準価額の回復に伴い5月決算から分配金の支払いを再開し、直近の12月15日の決算では1万口あたり200円を払い出している。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)