三井住友DSアセットマネジメントが運用する「テトラ・エクイティ」の純資産総額(残高)が2000億円を突破した。29日時点の残高は2003億円。今年9月中旬に残高1000億円を突破してから約3カ月半で1000億円を積み増した。
同ファンドは米S&P500種株価指数先物の買い建てと売り建てを機動的に活用し、日中、月初、月中、月末の4つのトレンドを捉えた各戦略を組み合わせて、相場の上昇と下落の両局面で収益獲得を目指す。コロナ禍で相場が下落した2月から3月かけて運用戦略の効力が発揮され、基準価額が一気に上昇して注目を集めた。3月以降は横ばいの動きを続けており、12月29日の基準価額は1万4690円だった。
29日時点の年初来リターンは49.6%のプラス。6月から月間ベースで資金流入が続いており、同日時点までで年初から1865億円(推計値)が流入している。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)