三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の純資産総額(残高)が1000億円を突破した。5日の残高は1004億円。
業界最低水準の運用コストを目指す「eMAXIS Slim」シリーズは現在13本が運用中で、そのうち「オール・カントリー」はMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動した運用成果を狙う。シリーズで最も残高が大きいのは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の2731億円で、「オール・カントリー」は3番目の大きさ。
5日時点の昨年来リターンは15.4%のプラス。つみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)対象商品で、2018年10月の設定以来月間ベースで堅調な資金流入が続いており、過去1年間では697億円(推計値)の資金が流入した。基準価額は設定来高値の1万3546円となった。
今年1月に開催した「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020」では、コストの低さと1本で全世界の株式に分散投資できる利便性から投信ブロガーの支持を集め、ランキング1位に輝いた。