【NQN香港=川上宗馬】中国の卸売物価指数(PPI)と消費者物価指数(CPI)の上昇率の差が一段と広がっている。資源高や電力不足によって企業の生産活動が制限され、川上の産業の物価上昇に歯止めがかからない。一方で、中国の国内消費には減速傾向がみられ、最終消費財への価格転嫁は進んでいない。 中国国家統計局が14日に発表した9月のPPIは前年同月比で10.7%上昇した。市場予想(10.4%上昇)を上回り、伸び率は統計が遡れる1996年10月以降で過去最大となった。業種別では74.9%上昇した石炭を筆頭に、石油・天然ガスや鉄鋼、化学製品といったエネルギー・素材関連で上昇が目立った。 中国国内では石...
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