金にはその性質から様々な用途や保有動機があるが、最大の特徴は通貨価値の下落に対するヘッジ手段としての役割だろう。主要通貨が金本位制から管理フロート制を経て完全なフロート制へ移行し、通貨価値を支えるのは国家の信用力になった。その結果として法的には金もコモディティの1つに過ぎない。しかし、2000年以上にわたって通貨として活用してきた経験により、今でも価値の貯蔵手段として一定の役割を果たしている。 狂乱物価でも価値保全 例えば米国の例で見ると、1929~35年頃の大恐慌期を含め、金は長期的に消費者物価指数を上回るパフォーマンスを示してきた。これは円でも全く同じだ。終戦直後、日本経済と金融市場が...
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