ウクライナ中部のヴィーンニツァに住む義理の従妹は、ガソリン価格が円換算で1リットル=230円程度に高騰し、誰もクルマを運転しなくなったと言う。一方でモスクワに住む別の親せきによると、ロシア国内の食料品はやや高くなったものの、ガソリンは1リットル=100円程度まで下がった。SNSテレグラムに「モスクワの高級レストランは1カ月先まで予約が取れない」との投稿があった。ロシア人が経済政策の本当の痛みを感じるのはまだ先かもしれない。 対照的に西側の市民は生活不安に陥った。映画会社主催のイベントに出席するためにロンドンから訪米した友人は、2カ月ごとに請求書が届く電気・ガス料金は900ポンドに倍増したと悲...
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