【NQNロンドン=菊池亜矢】欧州中央銀行(ECB)が「市場の分断」に頭を悩ませている。利上げを模索する中で、ユーロ圏で相対的に財政が脆弱な国の国債利回りが急上昇し、指標であるドイツ国債との利回り差(スプレッド)が拡大する現象だ。金融政策の効果が均一に伝わらず、政策運営に支障が出かねない。ECBが21日に開く理事会で分断化を抑制する新たな対応策を決めるとの予想が出ている。もくろみ通り機能するのか。今後の利上げペースを左右するだけに市場の注目度は高い。 ECBが6月理事会で約11年ぶりとなる利上げを予告している。市場参加者の関心は利上げ幅のほか、市場分断の抑制策に集まる。ユーロ圏は財政状況が異...
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