米国労働省が13日に発表した8月の消費者物価統計(CPI)は、総合指数が前年同月比8.3%、食品、エネルギーを除くコア指数が同6.3%、それぞれ上昇した。事前の市場予想をいずれも0.2ポイント上回ってはいるが、それほど大きな違いではないだろう。それにも関わらず、米10年国債の利回りは6月14日以来の3.4%台へ上昇し、株価はダウ工業株30種平均が前日比3.9%、ナスダック総合指数は5.2%の急落となった。外国為替市場ではドルが急伸している。 CPIが金融市場にこれほどのショックを与えた理由は、表面的な変化率以上に内容が衝撃的だったからではないか。 米国の物価を押し上げてきたエネルギー価格は...
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