米国経済の先行きについて、市場では引き続き厳しい見方が少なくないようだ。確かに、景気のモメンタムをかなり正確に示すと言われる米国供給管理協会(ISM)の製造業景況感指数(PMI)は9月に50.9まで低下し、節目となる50割れ寸前となっている。また、20日に発表された中古住宅販売件数は、8カ月連続で前の月を下回った。FRB(米連邦準備理事会)による金融引き締めは、明らかに米国経済を減速させつつある。 特に懸念されるのは米国企業が抱える債務残高だろう。6月末時点で名目GDPに対して49.8%だった。過去を振り返ると、この数字が45%を超えた場合、例外なく大型バブルが崩壊している。経済規模に比べて...

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