【QUICK Money World 岩切 清司】「うわー、難しそう!」——教室に入ってきた学生さんたちは手にしたカードゲームを見て興味津々。10月17日、QUICKが独自に開発した資産形成をカードゲームを通して体験しながら学ぶ「資産形成王」を今回は武蔵野大学データサイエンス学部の2年生、27名に遊んでもらいました。
データサイエンティストの卵たちにとって金融や資産形成といった世界は近くて遠い世界のようでした。金融市場にはマイクロ秒単位でデータが発生しているので、彼らにとっては分析しがいのある領域。ただ、自分事の資産形成となると話は別。まったくの初心者として、またこれから資産形成が必要となる若者として資産形成王に挑んでくれました。
※資産形成王に登場する資産カード。これららを最も集めた人が勝者
イベント発生に一喜一憂
このゲームのルールはいたってシンプル。各プレイヤーが自分の手番で引く「イベントカード」が起こすさまざまな波乱を乗り越えて、10ターンの間に最も多く資産を増やした人が勝者となります。
増やす対象となる資産は「株式」「投資信託」「現金」の3種類。例えば「株価上昇」のカードを引いたら、手元に株券カードを持っていた場合だとさらに株券を1枚獲得できます。また「バブル崩壊」のカードを引くと手元のカードのうち、参加者全員を対象に、株券を1枚・投資信託を3枚残して残りは全部没収されるというイベントも発生します。
武蔵野大の学生さんもゲームを進めていくうちにこつをつかんでいったようでした。ゲームの折り返し地点を過ぎたころには「ハイリスク・ハイリターンでリスクの方が出た―!」「10倍株のカードが出たのに株券のカード持ってないからもらえないー!」など反応も様々。資産を多く獲得できた人、思うように資産を増やせなかった人と悲喜こもごも。そんな中でなんとなく金融資産に投資し保有することで資産が増減することを肌感覚で理解を深めてくれました。
※資産カードが没収されるイベントを引き当ててショックを受ける・・・
ゲーム後の講義は理解が進む?
直感的に資産形成を知るだけで終わらないのがQUICKが展開している金融教育の特別授業。ゲーム終了後には金融教育の専門家であるワイズ・アセット・デザインの山口曜一郎氏による資産形成の入門編の講義が始まりました。株式とは何か。投資信託はお菓子の詰め合わせのようなもの。なんとなくゲームで耳にした単語がその実像を得ていく時間帯です。また山口氏は「資産形成って何だろう?」というテーマのもとで保有資産のバランスや長期投資の重要性を説きました。資産形成は投機ではないという大切なメッセージです。
※学生さんに少しでも理解を深めてもらおうと熱弁をふるう山口氏
これらを学生さんたちはどう受け止めたのでしょうか。特別授業の最後に一言感想を述べてもらいました。以下は主なコメントになります。
|
この資産形成王というカードゲームは、資産形成という世界の扉の前に立ってもらうことを最大のミッションとしています。まずは知って体感すること。その先には様々な金融教育の機会、知識習得の場が広がっています。金融リテラシーの向上が日本の課題として認識されるようになってからずいぶんと日がたちますが、我々はまずは最初の一歩を踏み出すために入口に立っていただきたいと考えています。
またQUICKはデータサイエンス学部や数理・データサイエンス・AI教育プログラムを実施する大学に対し、QUICK端末を利用したデータ分析学習プログラムを提供しています。金融データの基礎を学ぶところから始まり、端末を通して取得できる株価データなどから「企業と株価」「株価変動とリスク」「決算情報をわかりやすく」などの講義を約2カ月にわたって展開します。グループワークのほか個人課題も設定し、最終日にプレゼンもしてもらうといった本格的な内容になっています。
今後もQUICKはこれまで培ってきた知見や一緒に金融市場に携わってきた関係者の皆様と共に金融教育に貢献していきます。
<関連記事> |