【日経QUICKニュース(NQN)】日本郵船(9101)の株価が4日午後の株式市場で下げ幅を広げた場面があった。前営業日に比べ153円50銭(5.7%)安い2502円まで下げた。終値は2563円だった。きょう12時に2022年4~9月期の連結決算を発表し、23年3月期(今期)の連結純利益が前期比2%増の1兆300億円になるとの見通しを示した。従来予想(同5%減の9600億円)から上方修正した。ただ、アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(10月25日時点、12社)の1兆299億円とほぼ同水準で、想定内との受け止めから売りが優勢になっているようだ。
年間の配当予想について中間は1050円、期末は160円とし、従来予想(中間は1000円、期末は145円)から引き上げたが、現時点で好感した買いは目立たない。