【QUICK Market Eyes 川口 究、片平 正二】BofAセキュリティーズは23日付リポートで、「米国経済の緩やかなリセッション(景気後退)の見通しは、投資や個人消費の低迷が背景にある」との見方を示した。投資のうち最も急激に減少するのは住宅投資で全体的な需要が鈍化するにつれて、構造物や設備への支出は減少するとみる。労働市場の弱さ、借り入れコストの上昇、信用基準の厳格化、バランスシートの弱さという逆風によって、消費者は一時的に支出を減らし、貯蓄率を押し上げると予想した。
物価動向については、「サプライチェーン(供給網)の混乱がさらに緩和、在庫が回復し、労働需給が弱まる中、変動激しい食...
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