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IHI(7013) 航空・宇宙・防衛の回復は順調。連結営業増益が続く見通し

QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2023/03/01)

・今期の営業利益を減額するが、来期以降は据え置く
 企業価値研究所は23/3期の連結予想営業利益を920億円→880億円(前期比8%増)に引き下げた。産業システム・汎用機械におけるコストアップの価格転嫁の遅れなどで引き下げた。ただ来期以降は転嫁が進むとみられ、航空・宇宙・防衛などの伸びが続くとみていることから連結営業利益予想に変更はない。営業増益が続くとみている。

・円高を織り込むが航空・宇宙・防衛の営業利益を増額
 航空・宇宙・防衛は為替相場の影響を受けやすい。当研究所の想定為替相場は円高方向に見直したが、同セグメントの営業利益の予想を増額した。フライト回復による航空エンジンのスペアパーツの回復が従来の想定以上に進んでいるため。

・23/3期3Q累計は営業43%増益
 23/3期3Q累計の連結営業利益は649億円(前年同期比43%増)となった。前年同期に計上した資産売却益一巡をカバーし比較的大幅な増益となった。

・リスクファクター ~想定外のコスト発生、財務リスク、為替変動等

・アナリストの投資判断 ~来期の好業績を織り込む展開へ。株価パフォーマンスは改善に向かおう
 当研究所では今後の株価について、株式相場全体の値動きを上回るとみている。昨年終盤からのパフォーマンスはやや悪化しているが、これはターボチャージャーなどの価格転嫁の遅れなどが懸念されたものと考えられる。実際3Q決算発表でこれが明らかにされ若干値下がりしたが、今後は徐々に転嫁が進もう。また航空・宇宙・防衛の回復などで来期は連結ベースで大幅な営業増益が見込まれる。今後は来期の好業績を織り込むことにより、パフォーマンスは改善に向かう見通し。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

谷林 正行

シニアアナリスト

民生エレクトロニクス・精密機器・総合重機セクター担当、投資戦略


【プロフィール】
東京大学工学部反応化学科卒、山一証券経済研究所入社、ベンチャーキャピタル、格付機関、IRコンサルティング会社を経て現在に至る。
新技術、テーマを中心としたレポート作成やベンチャー企業の将来性の判断、財務面を中心とした企業分析など、過去に携わった業務経験を活かし、様々な視点から対象企業を分析することを心掛けている。


日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会ディスクロージャー研究会 電気・精密機器専門部会評価実施アナリスト


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