三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が信託報酬を引き下げる。同ファンドは米S&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)との連動を目指すインデックス型(指数連動型)で、業界最低水準の運用コストを目指す「eMAXIS Slim」シリーズの1本。国内公募の追加型株式投資信託(ETFを除く)のうち最大の純資産総額(残高)をほこる。
実質信託報酬の変更は4月25日からで、現在の上限である年0.09680%(税込み)を年0.09372%(同)とする。三菱UFJ国際は3月15日のリリースで今回の引き下げについて「他社類似ファンドの情報をもとに決定」したとしている。
アセットマネジメントOneが3月14日に提出した有価証券届出書で、同30日に新規設定する「たわらノーロード S&P500」の実質信託報酬を同指数に連動するインデックス型では最低水準の年0.09372%(同)とすることが判明した。三菱UFJ国際はこれに追随したものとみられる。
インデックス型に関しては、ニッセイアセットマネジメントも3月31日に2ファンドの運用を始める予定だ。同15日に有価証券届出書を提出した。米ナスダック100指数(配当込み、円換算ベース)に連動する「<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」と、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX、配当込み、円換算ベース)に連動する「<購入・換金手数料なし>ニッセイSOX指数インデックスファンド(米国半導体株)」の2本。前者の実質信託報酬は年0.20350%(同)と、米ナスダック100指数連動型では最低水準となる。