【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇米ベッド・バス破産法申請、株価88%下落
米CNBCは23日、米生活雑貨小売りのベッド・バス・アンド・ビヨンドが米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したと報じた。1月初旬以降、資金不足による破たんリスクを警告していたとしている。21日の終値は29セント、株価は今年88%下落したと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2023/04/23/bed-bath-beyond-files-for-bankruptcy-protection.html)
◇テスラ、値上げに転じる
英フィナンシャル・タイムズ紙は21日、テスラが米国の高額2モデルの価格を引き上げたと報じた。モデルSとモデルXをそれぞれ2500ドル(約33万5000円)値上げ、値下げを巻き戻したとしている。積極的な値下げが利益を圧迫するとの懸念で株価が下落した後に値上げを発表したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/deb0858b-7fa6-44b2-b337-4aa1c62d8ef5)
◇スペースXロケットの爆発、テキサスを汚染
米ニューヨーク・タイムズ紙は21日、米宇宙企業スペースXの大型ロケット「スターシップ」が空中爆発、テキサス州が埃や破片で汚れたと報じた。打ち上げ拠点ボカ・チカ周辺のいたるところで住宅や車が砂や埃で覆われたとしている。健康被害に対する懸念はないと当局者が話していると伝えた。
(https://www.nytimes.com/2023/04/21/us/spacex-rocket-dust-texas.html)
◇米配車リフト、人員30%超削減を計画
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は21日、米配車サービスのリフトが1200人超の削減を計画していると報じた。全従業員4000人の30%超に相当するとしている。24日の週の取締役会後に方針を発表する予定、リフトはドライバーを従業員とみなしていないと伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/lyft-to-cut-at-least-1-200-jobs-in-new-round-of-layoffs-to-reduce-costs-da423e53?mod=hp_lead_pos1)
◇デロイト、米国で1200人削減へ
英フィナンシャル・タイムズ紙は21日、4大監査法人の1つ、デロイトが米国内の従業員1200人を削減すると報じた。コンサルティング部門の低迷が背景で、削減は米国スタッフの1.5%に相当する規模だとしている。競合のEYは米国の人員5%をレイオフ(一時解雇)、KPMGは2%削減を発表していると伝えた。
(https://www.ft.com/content/b0580bfc-c053-49ad-ac89-5fc8ab379d26)
◇米FRB、中堅銀の抜け穴ふさぎ検討へ
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は21日、米連邦準備理事会(FRB)が一部の中堅銀行が保有証券の損失を隠ぺいできる抜け穴をふさぐ検討をしていると報じた。シリコンバレーバンクとシグネチャー・バンクの破綻を受けたもので、バー副議長が主導し中堅銀行の免除措置の終了を検討していると伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/fed-rethinks-loophole-that-masked-losses-on-svbs-securities-4cc7f762?mod=hp_lead_pos1)
◇チリ大統領、リチウム産業を国有化へ
英フィナンシャル・タイムズ紙は21日、チリのボリッチ大統領がリチウム産業を国有化する計画を発表したと報じた。テレビで演説し1971年に銅産業を国有化したことに言及した上で、国家が全リチウム生産に関与、厳格な環境ルールを導入すると述べたとしている。電気自動車(EV)バッテリーに使用するリチウムの生産でチリは世界2位で、投資家にとって不確実性を生む結果になると解説した。
(https://www.ft.com/content/ebd48bbc-1390-4679-99fe-682975bbdba8)
◇ラーブ英副首相、政府職員いじめ問題が浮上
英フィナンシャル・タイムズ紙は21日、ラーブ英副首相が辞任したと報じた。スナク首相の要請で実施された調査で、複数の政府職員に対する「いじめ」の証拠が見つかった場合は辞任するとの「約束を守る」とコメントしたとしている。スナク首相に近いダウデン氏が後任に任命されたと伝えた。
(https://www.ft.com/content/f0bec2c3-ab85-40c9-a375-e831b52f2308)
◇NYC、ネズミ200万匹と「皇帝」1人
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は21日、約200万匹と推定されるネズミの被害が深刻化するニューヨーク市がキャスリーン・コラーディ氏を「ネズミ皇帝」に任命したと報じた。900人の応募者から選ばれた34歳の元教師で、駆除作業を指揮するとしている。外来種のネズミは、公園に巣をつくり、ゴミ袋から食料を取り出するなど都会生活に適合したと伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/new-york-city-has-two-million-rats-and-one-new-rat-czar-35780bd5?mod=hp_featst_pos5)
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