ニッセイアセットマネジメントは29日に、運用中の<購入・換金手数料なし>シリーズのうち4本の信託報酬を引き下げると発表した。変更は6月14日から。
引き下げとなるのは、シリーズで純資産総額(残高)が最大の「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」をはじめ、「TOPIXインデックスファンド」、「日経平均インデックスファンド」、「新興国株式インデックスファンド」の4本。
日本を除く先進国株式の値動きを示すMSCIコクサイ・インデックスに連動する「外国株式インデックスファンド」の引き下げ後の信託報酬は年0.09889%(税込み)。同指数に連動するインデックス型(上場投資信託=ETF、DC・SMA・ラップ専用を除く)では、2030年12月31日まで信託報酬をゼロとする「野村スリーゼロ先進国株式投信」を除くと、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」や「たわらノーロード 先進国株式」と並ぶ最低水準の運用コストとなる。
今回信託報酬を引き下げる4本は、すべて積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象ファンド。引き下げ後の信託報酬は、各インデックス型(指数連動型)の中で最安のファンドと並ぶ。2024年1月から開始する新NISAに向け、信託報酬引き下げや低コストファンド設定の動きはまだ続きそうだ。
◇ニッセイ「<購入・換金手数料なし>シリーズ4ファンドの信託報酬率引下げおよび外国株式インデックスファンドの9年超連続資金流入について」(2023年5月29日)