【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇アップル「ビジョンプロ」48万9000円、14年以来の大型新製品
米CNBCは5日、アップルが年次開発者会議「WWDC」でゴーグル型ヘッドマウントディスプレー「ビジョンプロ」を発表したと報じた。2014年のアップルウォッチ以来の大型新製品だとしている。価格は3499ドル(約48万9000円)で、発売は来年初めと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2023/06/05/apple-vision-pro-announced-its-first-major-product-since-2014.html)
◇マクロン仏大統領、NATO東京事務所に反対
英フィナンシャル・タイムズ紙は5日、北大西洋条約機構(NATO)が東京に連絡事務所を開設する案にフランスのマクロン大統領が反対したと報じた。NATOは地域内に焦点をあてるべきと考えているとしている。複数の関係者によると、フランスの抵抗によりインド太平洋地域で初の拠点開設をめぐる議論が複雑になったと伝えた。
(https://www.ft.com/content/204e595f-5e05-4c06-a05e-fffa61e09b27)
◇米大手銀の自己資本20%増も、規制当局が提案へ
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は5日、中堅銀行の破綻が相次いだことを受け、米規制当局が大手銀行に対し財務基盤の強化を求める方針だと報じた。早ければ今月にも自己資本要件を平均で約20%引き上げる可能性があるとしている。投資銀行やウェルスマネジメントなどの手数料収入に依存している銀行も大幅な資本増強に直面する可能性があると伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/big-banks-could-face-20-boost-to-capital-requirements-c68c1e1b?mod=hp_lead_pos3)
◇損失覚悟でローン売却急ぐ、商業不動産から米銀撤退へ
英フィナンシャル・タイムズ紙は4日、一部の米銀が商業不動産事業から撤退する準備をしていると報じた。顧客が遅延なく返済していても、融資残高を減らすため割り引いて不動産ローンの売却を急いでいるとしている。米地銀の破綻が相次ぎ警戒が強まる中、米銀が商業不動産事業の縮小を決意した兆候だと伝えた。
(https://www.ft.com/content/3e905e3c-697c-4109-bd9a-605e75a0cfa4)
◇米FRB利下げ観測が後退、株式に影響も
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は5日、米連邦準備理事会(FRB)が年内に大幅な利下げを実行するとのウォール街の観測が後退したと報じた。政策金利の年末予想は5%と、4%をわずかに上回る1カ月前の見通しから上昇したとしている。今年の米株高を支えた主な材料の変化が相場を下押しする可能性があると伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/wall-street-backs-off-bets-on-fed-rate-cuts-6f1d32b5?mod=hp_lead_pos2)
◇米SECが仮想通貨バイナンス提訴、未登録交換所に顧客資金
米ニューヨーク・タイムズ紙は5日、米証券取引委員会(SEC)が世界最大の暗号資産(仮想通貨)交換所バイナンスとチャンポン・ジャオ最高経営責任者(SEC)を証券法違反で連邦裁判所に提訴したと報じた。チャンポン・ジャオ氏が支配する未登録の交換所メリット・ピークに巨額の顧客資金を秘密裏に移した事案や虚偽説明など13件の規則違反があったとしている。訴状の一部は、バンクマン・フリード氏を刑事事件の被告に導いたFTXに対する訴状と重なると伝えた。
(https://www.nytimes.com/2023/06/05/business/sec-binance-charges.html)
◇プーチン氏の「ディープフェイク」、露TV・ラジオで演説
ドイツDWは5日、ロシアのプーチン大統領の偽物「ディープフェイク」が演説したと報じた。ロシアの複数のテレビとラジオがハッカーに乗っ取られ、ウクライナ軍が国境を超えベルゴロドなど3地域に侵入、戒厳令が発動され市民が避難しているとの偽のメッセージが放送されたとしている。ペスコフ大統領報道官は「ハッキングされたもので、既に事態を掌握した」とコメントしたと伝えた。
(https://www.dw.com/en/russian-tv-and-radio-stations-hacked-with-fake-putin-message/a-65830291)
◇ペンス前米副大統領、2024大統領選に出馬
米ワシントン・ポスト紙は5日、マイク・ペンス前米副大統領が2024年大統領選に出馬したと報じた。連邦選挙委員会に書類を提出、7日に選挙運動を正式に開始するとしている。共和党候補者選びで先頭を走るトランプ前大統領と、かつてのナンバー2が争う極めて異例の展開になったと伝えた。
(https://www.washingtonpost.com/politics/2023/06/05/pence-presidential-campaign-paperwork-trump/)
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