QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証スタンダードに6月30日新規上場する、ノバレーゼ（9160）の概要を紹介します。

ブライダル事業が主力、再上場の環境整う

結婚式場やレストランの運営を手掛ける。「モノリス」「アマンダン」など５つのブランドで直営ゲストハウスを全国計34店舗展開する（2023年5月26日時点）。主に人口25万人以上の都市へ出店している。

主力の「ブライダル事業」には挙式・披露宴の会場や企画・演出を提供する「婚礼プロデュース」、ドレスなどをレンタル・販売する「婚礼衣裳」、会場飲食や宴会プランニングを担う「レストラン」の３部門がある。ブライダル事業とは別に、和食やイタリア料理の店を運営する「レストラン特化型事業」もある。全事業をあわせた店舗数は国内外で65。婚礼関連の写真や映像、装花の制作、ギフト販売、結婚準備サポートシステム「WEDO」の運営なども手掛ける。

2000年に前身となる企業が設立。06年に東証マザーズ上場、10年に東証１部に移ったが、経営体制の変更や業績立て直しのため投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループによる買収を受け入れ、16年11月にいったん上場を廃止した。ファンド傘下企業との合併を経て不採算店舗の改善を進め、業績が回復軌道に乗ったと判断。今回事実上の再上場に踏み切った。

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