【日経QUICKニュース(NQN)】三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は18日、米モルガン・スタンレーとの戦略的な提携を強化するために基本合意を結んだと発表した。機関投資家向けの日本株業務と外国為替取引の2分野での協働を予定する。関係当局の承認を前提に、2024年前半の業務開始を目指す。
機関投資家向けの日本株業務では、セールス業務や一部の取引執行、リサーチ業務を傘下の三菱UFJモルガン・スタンレー証券からモルガン・スタンレーMUFG証券に統合する。日本株の引受業務では、三菱モルガンとモルガンMUFGを一体的に運営するよう体制を見直す。また証券2社合算での業績開示も予定している。
外国為替のトレーディングについては、三菱UFJ銀行がモルガン・スタンレーの外国為替取引プラットフォームを活用。サービス拡充を通じて顧客ニーズに対応する。外為のセールス業務は引き続き各社が実施するため顧客の窓口に変更は生じないとしている。