QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース 川崎重工業(7012) 今期の事業利益を据え置くが、来期以降を増額修正
この記事は最終更新から1年以上経過しております。

川崎重工業(7012) 今期の事業利益を据え置くが、来期以降を増額修正

QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2023/09/01)

・航空宇宙システムなどの伸びで来期以降は増益へ
 企業価値研究所の24/3期の連結予想事業利益は820億円(前期比微減)。セグメント別では1Q実績で明暗が分かれ見直したが、連結全体では従来予想を据え置いた。前期との比較では二輪車などのパワースポーツ&エンジン(PS&E)での販管費増などで前期並みにとどまるとみている。来期以降は増額修正。トレンドとしては、航空宇宙システムの伸びなどで増益に向かうとみている。

・中国ビジネスで明暗分かれる
 1Qはエネルギーソリューション&マリン(ES&M)において人民元安・ドル高が追い風となり造船を手掛ける中国の持分法適用関連会社の投資利益が増加する一方、精密機械・ロボットでは中国機器の低迷で建設機械向け油圧機器や産業機器向けロボットが落ち込んだ。

・24/3期1Qの事業利益は前年同期比2.2倍
 24/3期1Qの連結事業利益は103億円(前年同期比2.2倍)となった。精密機械・ロボットを除いて主要セグメントいずれも損益が改善した。

・リスクファクター ~カントリーリスク、為替レートの変動、各種規制、賠償請求の協議の動向など

・アナリストの投資判断 ~連結全体の進捗は順調だが、当面は株式相場全体に準じたパフォーマンスへ
 当研究所では当面の株価について、概ね株式相場全体の値動きに準じたパフォーマンスを見込んでいる。1Q実績は連結全体としては大幅な増益で順調な進捗が確認されたが、精密機械・ロボットで損失を計上するなど想定外に悪化した部分がみえたため。同社がプロジェクトに参画している航空エンジンPW1100G-JMの不具合も、詳細がみえてくるまでは上値を重くする要因になると考えられる。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等はこちらよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
   サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。

著者名

谷林 正行

シニアアナリスト

民生エレクトロニクス、精密機器、総合重機セクター担当


【プロフィール】
東京大学工学部反応化学科卒、山一証券経済研究所入社、ベンチャーキャピタル、格付機関、IRコンサルティング会社を経て現在に至る。
新技術、テーマを中心としたレポート作成やベンチャー企業の将来性の判断、財務面を中心とした企業分析など、過去に携わった業務経験を活かし、様々な視点から対象企業を分析することを心掛けている。


日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 電気・精密機器、機械専門部会 評価実施アナリスト


銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
23,740
+6.74%
2
41,770
-0.26%
3
1,717
-2.99%
4
16,585
-2%
5
4,646
+5.2%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
167
+42.73%
2
440
+22.22%
3
3,405
+17.21%
4
1,022
+17.2%
5
1,054
+16.59%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
1,699
-22.73%
2
9399
ビート
2,730
-20.4%
3
1,342
-16.33%
4
1,216
-15.14%
5
5527
propetec
974
-13.88%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
41,770
ー%
2
23,740
ー%
3
16,585
ー%
4
8,210
ー%
5
26,080
ー%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる