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米ＣＰＩ統計がＦＯＭＣに与えるインパクト（市川眞一 政治と経済、市場を読む）
米国労働省が13日に発表した8月の消費者物価（CPI）統計では、総合指数の上昇率が前年同月比3.7％となり、2カ月連続で前の月の上昇率を上回った。エコノミストの予想は3.6％であり、0.1％ポイントの上振れだ。
ただし8月のCPIに関しては、冷静にみる必要があるのではないか。食品・エネルギーを除くコア指数は前年同月比4.3％の上昇で市場の予想通りだった。
メディアの多くが懸念を示したガソリン価格については、おおもとの原油価格が上昇しており、今後もじり高歩調が予想される。背景には、マーケットに対するサウジアラビアの影響力拡大があるだろう。
国際的な脱化石燃料化への取り組みが加速するなか、巨...
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