【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】「日銀は相変わらず腰が重そうだ」。27日の東京外国為替市場で円相場は下落し、1ドル=142円台後半を中心とする動きとなっている。日銀が同日朝に発表した12月18~19日開催分の金融政策決定会合の主な意見から、政策正常化を急がない日銀の姿勢が浮き彫りとなって円売りが出た。日銀の正常化がスムーズに進むとの前提だった24年の円高シナリオの雲行きは怪しくなってきた。
主な意見で最も注目されたのが「現在、慌てて利上げしないとビハインド・ザ・カーブになってしまう状況にはなく、少なくとも来春の賃金交渉の動向を見てから判断しても遅くはない」との意見だ...

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