【日経QUICKニュース(NQN)】いったん持ち直していた金融市場での「米連邦準備理事会(FRB)は3月に利下げ」観測が再び後退した。米金利先物から予測する「Fedウオッチ」によると、3月19~20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の政策金利が現行(5.25~5.5%)を下回るとの予想の確率は16日(日本時間17日6時)時点で66.9%に低下した。FRBのウォラー理事が同日の講演で利下げについて「急がず、慎重に調整する必要がある」と発言したのがきっかけだ。 年明けに低下した「3月米利下げ」予想の確率は米国の物価鈍化などからこのところ持ち直し、12日時点では8割まで回復していた。16日時点...
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