【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】外国為替市場で円売りのモメンタム(勢い)が鈍ってきた。円相場は1月17日のニューヨーク市場で一時1ドル=148円台半ばと2023年11月末以来の安値をつけた後、足元では148円を挟む水準で行ったり来たりとなっている。ここまでの円安をけん引してきた投機筋は円をさらに売り込む根拠を見いだせておらず、一部には「148円台は行きすぎた円安」との声が出ている。
円の対ドル相場は23年12月末から8円程度下げた。この間コンピューターが現在、主に参照している日米の長期金利差は0.2%程度しか拡大していない。円を元手に高金利の通貨を買う「円キャリー取引」に...

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