【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】外国為替市場で円を調達し日本国外の資産に振り向ける取引が多様化している。欧米投機筋の間では今月に入り、円売り・ドル買いとともにニッケルや金銀、銅などの非鉄金属を買い持ちにする戦略が人気だ。上値が重くなっている原油などのエネルギーも引き合いは根強い。円で調達した元手を振り向ける資産の対象が偏るリスクを避ける動きともみられており、円売り持ち高膨張への警戒感も誘っている。
国際商品は金利収益を生まない。だが米連邦準備理事会(FRB)が仮に利下げすると、金利低下による痛手を被らないと同時に、米景気や株価が底堅ければ資源需要は崩れない。資源価格の高止...

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