【日経QUICKニュース(NQN)】三菱重工業(7011)が8月6日発表した2024年4~6月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比17%増の622億円だった。高効率のガス火力発電タービンや原子力などのエネルギー関連や航空・防衛・宇宙部門が好調で利益を押し上げた。
売上高にあたる売上収益は13%増の1兆1115億円、本業のもうけを示す事業利益は61%増の835億円だった。為替の円安が寄与し、全ての部門で増収となった。民間向け航空事業は採算改善が進んだ。政府の防衛予算増額を受けて防衛事業も伸びた。高効率のガス火力発電タービンの引き合いが強く、受注高は15%増の1兆8475億円だった。
25年3月期(今期)の連結業績見通しは従来予想を据え置いた。売上収益は前期比5%増の4兆9000億円、事業利益は24%増の3500億円、純利益は4%増の2300億円を見込む。