東京証券取引所が8月8日発表した7/29~8/2の投資主体別売買動向(東証、名証2市場の合計)によると、海外投資家は現物株を3週連続で売り越した。売り越し金額は5524億円と、前の週(5659億円の売り越し)から売り越し額は縮小した。
現物と先物を合算すると海外投資家は1兆617億円の売り越しとなった。日経先物を2856億円売り越し、TOPIX先物は2237億円売り越した。
個人投資家は現物株を3週連続で買い越した。買い越し額は4818億円。前の週は5051億円の買い越しで、買い越し額は縮小した。
該当週の日経平均株価は、水曜日まで上昇傾向だったものの木曜日からつるべ落としのように下がっていきました。 イベントとして、水曜日、7月31日の日銀会合がありました。0.25の利上げまでは良かったものの、夕方の記者会見で更なる利上げにも言及、これに市場が驚きました。 海外投資家が引き続き大幅な売り越し。一方で、プットを大量売って、コールを買っていました。急激な反発に賭けていたようにも見えます。これが逆回転して翌日月曜日の大幅下げを引き起こしたのかも知れません。