【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 永井洋一】世界屈指の超低金利通貨「円」を舞台とした世界的な金融・株式市場の大混乱は、まだ序章にすぎない。円安が新たな円キャリー取引を呼び、円キャリー取引がさらに円安を加速させる「円キャリーバブル」。その崩壊は日本の金融機関にも影を落とす。
円を借りて高利回りの金融商品で運用する円キャリー取引は円安になれば返済額が減るが、円高に転じると返済額が膨らむレバレッジ性の高い取引だ。一般の人には無縁だが、ヘッジファンドやCTA(商品投資顧問)が多用するとされ、その結果、市場が過度に変動するため、にわかに注目を集めている。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が...

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