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三井不動産(8801) 1Qは過去最高益を更新も想定内の推移で、中期的な見通しを維持

QUICK企業価値研究所アナリスト 細貝広孝(2024/08/09)

・サマリー
 25/3期通期の連結業績に関して企業価値研究所では、1Q実績は想定内の推移との見方から、営業収益2兆5600億円(前期比7%増)、営業利益3500億円(同3%増)、事業利益3800億円(同10%増)の前回予想を維持。また、続く26/3期および27/3期の連結業績に関しても増収増益基調を見込んだ予想を据え置く。
 25/3期1Qの連結業績は営業収益が前年同期比12%増の6304億円、営業利益が同26%増の1013億円となり、1Qとして過去最高益を更新。事業利益は同24%増の1048億円だった。

・アナリストの投資判断 ~成長投資、株主還元強化などで株価に上値切り上げ余地
 会社側は、今年4月に新グループ経営理念および新グループ長期経営方針を策定。コア事業への成長投資2兆円程度、戦略的資金として6000億円程度を投入するほか、さらに株主還元の強化も発表している。当研究所では、継続的な利益成長は可能とみているほか、累進配当の導入に関しても評価しており、株価はさらに上値を切り上げる余地があるとの見方を維持。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

細貝 広孝

シニアアナリスト

建設・不動産・住宅・住設セクター担当


【プロフィール】
早稲田大学社会科学部卒業後、QUICKに入社。営業本部にてセルサイド・バイサイド向け営業、情報本部にてQUICKのオリジナルコンテンツである「QUICKデリバティブズコメント」プロジェクトの立ち上げなどに携わった後、03年にQBR(現QUICK企業価値研究所)に出向してアナリスト業務に従事。食品セクター、紙パセクターを担当し、現在は建設・不動産を中心としたセクターを担当。
訪問取材に加え、建設現場や住宅・マンション販売の現場、工場などに赴き、「現場の声」を聞き、「現場の温度」を感じながら企業分析・レポート作成に活かしている。


日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 建設・住宅・不動産専門部会 評価実施アナリスト


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