【日経QUICKニュース(NQN) 三好理穂】日銀の中川順子審議委員は9月11日、金融政策の運営を巡り、経済・物価見通しが実現していくようなら「緩和度合いを調整していくことになる」との見解を示した。8月以降の金融市場の変動についても特別な対応の必要性は示唆せず、外国為替市場で円相場が一時1ドル=140円台と約8カ月ぶりの高値圏まで急伸する推進力となった。審議委員の中では「中道派」と目されている中川氏が引き締めに慎重な姿勢を示さなかったことで、今後は年末にかけて追加利上げへの思惑がじわりと強まるかもしれない。
中川氏は11日に開いた秋田県金融経済懇談会で挨拶し、「現在の実質金利が極めて低い水準...

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