【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 永井洋一】米国の利下げ転換から1週間足らずで中国が大規模な金融緩和に動いた。米中利下げドミノによる投機の活発化は、コモディティーを含めて様々な資産価格を押し上げ、「投機インフレ」が再燃する恐れを高める。
中国が24日発表した金融緩和策や主要商業銀行への資本注入、機関投資家による株式購入のための中銀マネーの供給といった一連の景気対策は、米連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げがなければ実現しなかった。FRBより中国人民銀行が先に大規模な金融緩和に動くと、資本流出を伴う人民元安が加速してしまう。
米国の利下げは自国通貨安を警戒する新興国にとって、金...
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