【日経QUICKニュース(NQN) 穂坂隆弘】9月の外国為替市場では、円の対ドル相場が3カ月連続で月間ベースでの上昇となった。3カ月連続の円高・ドル安は2023年1月以来、1年8カ月ぶりだ。23年初にかけても今も日米の長期金利差の縮小が円買い・ドル売りを誘った。米連邦準備理事会(FRB)はすでに利下げを開始しており、今回の日米金利差の縮小と円高・ドル安はなお続く可能性がある。
9月末の円相場(ニューヨーク市場の終値)は1ドル=143円59銭と月間で1.8%上昇した。6月末時点(160円85銭)から3カ月間では12%の上昇となった。148円台後半だった22年10月から130円ちょうど近辺へ上昇...
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