12月2日、財務省は2024年7~9月期の法人企業統計を発表した。
この日の日本経済新聞夕刊には、「経常減益7四半期ぶり 法人企業統計」との記事があったが、それはあくまで全規模による計算だ。資本金10億円以上の大企業の場合、金融・保険を除くベースで売上高は前年同期比4.2%増、営業利益21.5%増、経常利益は15.3%増だった。
日本企業の問題は、資産規模に対する利益水準、即ちROAが低いことであり、その裏付けが分厚い内部留保であることだろう。結果として、株主資本利益率(ROE)も低水準になり、企業価値の指標である株価純資産倍率(PBR)が低い。
ちなみに、資産の部において過去10年間で...
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