QUICK企業価値研究所アナリスト 柊宏二(2025/01/29)
・サマリー
企業価値研究所の25/2期連結営業利益予想は600億円→550億円に減額。3Qの業績や受注が弱く、現状では4Qに挽回を図るのも厳しいとみた。会社も計画を修正したが(営業利益640億円→580億円)、達成のハードルは高いとみる。当研究所の26/2期、27/2期の業績予想は維持する。業績や受注の弱さを考慮し販売数量を弱くみたが、為替想定を円安方向(1ドル=150円→155円)に見直した効果を考慮した。中国の景気刺激策の効果や米国での回復、ロボットの成長余地等も踏まえ来期から増収に向かうとの見方は維持する。会社は25/2期の増配計画を継続。25/2期は自己株取得も実施した。
・アナリストの投資判断 ~上伸余地あるが受注等の弱さは株価の重荷に
株価は24年3月に最高値6877円を付けた後は軟調だったが25年に入り回復。PERは同社の過去3年平均比低めで、来期営業増益への期待等を踏まえると株価に上伸余地があるとみる。ただ、3Qの業績や受注が弱い点は当面株価回復の重荷となる懸念も。株価の本格回復に向けては決算での受注等の回復の確認が必要とみる。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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