【NQNロンドン=蔭山道子】欧州中央銀行(ECB)は1月30日の理事会で、0.25%の追加利下げを決めた。市場予想通りの「無風」通過となったが、同日公表されたユーロ圏の2024年10~12月期の実質域内総生産(GDP)速報値が、欧州経済の相対的な弱さと利下げ継続の可能性を改めて印象づけた。前日に利下げを見送った米連邦準備理事会(FRB)とECBの利下げペースに差が出てきた。
30日に発表されたユーロ圏のGDP速報値は、前期比の伸びがゼロ%と市場予想を下回った。域内の経済大国であるドイツとフランスがともに前期比でマイナス成長となった。ECBのラガルド総裁は30日の記者会見で、域内経済は「回復の...
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