【日経QUICKニュース(NQN) 穂坂隆弘】厚生労働省が2月5日に発表した2024年12月の毎月勤労統計調査(速報)によると、現金給与総額(従業員5人以上の事業所)は物価変動の影響を除いた実質で前年同月比0.6%増と2カ月連続のプラスとなった。ボーナス(賞与)増加がけん引役で、基本給にあたる所定内給与と残業代など所定外給与を合わせた「決まって支給する給与」では実質の伸びが引き続きマイナスだった。インフレ率を上回る賃金の増加が定着するにはなお時間がかかりそうだ。
現金給与総額は名目では前年同月比4.8%増となり、伸びは昨年6月(4.5%)を上回って97年1月以来、27年11カ月ぶりの高さ...
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