長期金利上昇 緩む国債需給、開くスワップスプレッド
【日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ） 穂坂隆弘】国内債券市場で長期金利の上昇（債券価格の下落）が続いている。指標となる新発10年物国債利回りは13日、一時前日を0.030％上回る1.370％（複利1.36％）に上昇し、2010年４月以来14年10カ月ぶりの高水準をつけた。国債需給の緩みも金利上昇を促しており、それを示す１つの数値が国債利回りとスワップ金利の差（スワップスプレッド）のマイナス幅拡大だ。
12日発表の１月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）が市場予想を上回った。同日の米長期金利が4.6％台に上昇し、米国債の売りが国内債にも波及している。日銀の政策金利について市場が見込む最終到達点（ター...
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