7日の米国市場で恐怖指数のVIXが3.01%安の10.93で4日続落し、終値ベースで1月12日以来、7カ月ぶりの低水準まで下げた。
S&P500が4日続伸し、2863.43まで上昇して1月26日に付けたザラ場ベースの高値に迫る中、VIXも1月以来の低水準に下げて相場の落ち着きを示す展開だった。VIXが低下することは、今後30日間でS&P500が下げるよりも上昇する方に見込むオプション取引が多いことを示唆している。(片平正ニ)
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