28日の米国債券市場で10年金利は2.26%と2017年9月以来、1年8カ月ぶりの水準に低下した。米財務省短期証券(TB)3カ月物との金利差(グラフ)は▲8.8bpに拡大し、「パリバショック」が発生した2007年8月以来の水準となった。
長短金利の逆転(逆イールド)は景気後退の予兆と言われている。逆イールドが一段と鮮明になったことで、景気不安が高まる可能性が出てきた。(池谷信久)
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