日本マクドナルドホールディングス(2702)が13日の取引時間終了後に発表した2017年12月期の連結決算は、純利益が前の期比4.5倍の240億円だった。鶏肉の期限切れ問題を巡る業務協定合意金など特別利益の押し上げ効果もあり、2000年12月期の168億円を大幅に上回って17期ぶりに過去最高益を更新した。
合計店舗数はわずかに減ったが、高単価の新商品などの販売が伸び、売上高は12%増加の2536億円だった。
併せて発表した18年12月期の業績予想は、前期に計上した特別利益の効果がはがれて純利益は前期比19%減の195億円。売上高は6%増の2690億円を見込む。
決算や業績予想修正による株価インパクトを統計的に数値化したQUICKの「決算スコア」は、今回の結果をプラス0.58とややポジティブに評価した。